土佐文旦発祥の地・土佐市宮の内地区で文旦づくりを営まれて50年、名人ご夫婦がつくり上げたこだわりの土佐文旦をお届けいたします。
爽やかな香りとほどよい酸味、弾ける果肉から溢れだす蜜のように甘い果汁。早春の土佐を代表する天然スイーツ、土佐文旦。
自然の営みにゆだねて、目の届く数だけ、愛情を込めて大切に育て上げる―。
名人の技と土佐の風土が生んだ極上の土佐文旦、是非皆様にお楽しみいただきたいと思います。
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「土佐文旦発祥の地」の記念碑が建つ、土佐市戸波(へわ)宮の内地区。土佐文旦の原木は鹿児島県の法元宅からもたらされ、昭和4年に開設された高知県農事試験場に「法元文旦」として植えられたもので、この苗木を昭和18年に宮の内地区の農家・宮地氏が譲り受け栽培を開始。当初は栽培方法、そしてまたそれを販売する上でも大変な苦労があったと言われています。次第に土佐文旦の美味しさが知れ渡るようになり、栽培農家も増加、今でも土佐文旦の半分ほどがここ土佐市で栽培されているそうです。
土佐文旦は直径20cm、重さは1kgほどのたっぷりとした果実で、果皮は輝くような黄色。皮には独特の苦みがあるため、全部取り除いて果肉だけを食べます。(皮を剥いた後で手をお洗いただくと、より果肉の甘みをお楽しみいただけます。)果肉は実質がしっかりとしておりプリプリとした歯触り。溢れだす果汁は密のような甘さ、ほどよい酸味と爽やかな芳香にも溢れ、早春の果物として土佐では親しまれています。今回は文旦づくりを始めて50年という矢野ご夫妻の技と愛情によって育て上げられたこだわりの文旦をお届け。ご贈答用としてもおすすめです。
土佐文旦発祥の地と言われる土佐市宮の内で文旦づくりに心血を注いで50年、矢野英明さんご夫妻。南国の太陽がさんさんと降り注ぐ南向きの山の斜面、地域でも日照時間にもっとも恵まれた立地条件に矢野さんの文旦畑はあります。この十分な日光が全体に行き渡るよう、熟練の目利きにより年間を通して細やかな剪定作業を行うことが文旦の出来を左右します。
矢野さんが土佐文旦を育てる上でのこだわりは、いたってシンプル。化学肥料の即効性に頼るのではなく、自然本来の力に任せる。過剰な収穫を期待して力を加えるのではなく、あるがままの自然を受け入れ、緩やかに輪廻させる独特の矢野農法、矢野理論。数は決して多くはありませんが、目の届く範囲の土佐文旦を大切に大切に育て上げること。消毒も天気の良い日に少しずつ行うだけと、体にも心にも優しい味わいが特徴です。
「昔に比べたら、数もへったし消毒もやらん。けんどその分世話がたるき、えい文旦ができよるねえ」。
自然の営みを見守り続けてこられたご夫婦の、決め細やかな愛情と努力が詰まった土佐文旦。その味わいを是非ご堪能下さい。
矢野さんの畑に土佐文旦の真っ白な花が咲き誇る5月。摘花作業によって良い花を残すことが、良い果実の熟成につながっていきます。
また土佐文旦は同じ文旦同士では受粉できないため、長い綿棒のようなものを使って小夏の花粉を付けていきます。
大変労力のいる作業ですが、ポンポンと優しく受粉作業を行う矢野さんの文旦への深い愛情が伝わってくるようです。
夏が過ぎ、12月には太陽のように輝く土佐文旦の実りの季節到来。
果実を傷つけることがないよう丁寧に収穫していきます。
収穫された土佐文旦はすぐには出荷しません。藁を敷きつめた桶に入れて1~2ヶ月じっくりと追熟させます。こうすることで酸味が抜け、芳醇な甘みが生み出されるのです。
そして出荷の時期を迎えた2月半ば、一方では来年に向けた剪定作業が続けられています。
【1】土佐文旦はすべての皮に苦味がありますので、完全に皮を取り除き、果肉部分のみをお召し上がりください。まずは、文旦の頭と尻の部分を切り落とします。その後、皮に縦線を入れ、その線に沿って中身を取り出します。
【2】 その後、土佐文旦の皮に縦線を入れ、その線に沿って中身を取り出します。
【3】 土佐文旦の房の上(芯)を切り、皮の中より果実を取り出します。縦にそっと剥がすように皮を取ると、キレイに果実のみが残ります。
【4】 土佐文旦の皮にはとても苦みがありますので、皮を剥いた後は一度手をお洗いください。そうすることでよりよい甘さの文旦をお楽しみいただけます。